
「Revelation」(啓示)
このタイトルは撮影を手伝ってくれた友人が、ジャケットの写真を見て思いついてくれた言葉。
新しい曲の歌詞を書いた後、その歌を歌っていく中で 作った当初よりも後から言葉が意味を帯びてきて、納得させられたり、歌の方が先に気がついていたりする。ということが昔からよくあって、新曲の「いぶき」に(歌は気づいてた少し未来の光を)という一節があるのだけど、その出来事が、「Revelation」なのかもしれないと思う。
ギターを弾いて歌えば、パリの街かどで佇んだり、アマゾンの湿った土を踏んだり、一瞬にして、全世界に行ける。音楽ってそういうものなんだ、と改めて感じた。
どんなにわたしたちの行動が誰かに「自粛の要請」を受けたとしても。
これを聴いてくれる あなたや、わたしの、当たり前の自由のために、このアルバムを作りました。
text by 児玉奈央
